慢性症状に鍼灸治療が効果的な理由!

【当店の鍼灸治療】
肩首専門の鍼灸整体
3,850円~

ヒトの体は、神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系が連携してバランスを保ちながら働くことで健康を維持しています。
鍼灸治療は、鍼による物理的刺激や灸による熱刺激を与えることで、その刺激に対して生体が反応し、ヒトが本来持っている体を正常に保つシステム(恒常性維持機能)や治癒システムを活性化することで、様々な効果が得られる治療法です。
また、鍼灸治療は薬物療法とは違い副作用もなく、身体機能(自律神経系や免疫系、内分泌系など)を活性化する事ができるため、治療というよりはむしろ日頃からの心身のケアや体調の調整に役立つと言えます。

具体的な治療効果としては、
- 鎮痛効果
- 血行促進
- 免疫機能の活性化
- 循環器や消化器、泌尿生殖器などの内臓の働きを助ける自律神経調整作用
- 神経系への作用による心身のリラクゼーション効果
- 脳を活性化させる効果
などがあります。
鎮痛効果

鍼をすると脳の中に、エンドルフィンやエンケファリン
などのオピオイドという物質が増えます。

鍼灸治療が得意とするのが、『痛みの緩和』です。
鍼やお灸をした局所の痛みをとるだけでなく、鍼や灸の刺激が脳に作用して全身の痛みを軽減します。
手の合谷(ごうこく;親指と人差し指の間)や下腿の足三里(あしさんり;膝のやや下で外側)というツボに鍼を刺入して、電気を30分以上流すと全身の痛みを緩和する(鍼麻酔)効果があることが多くの研究で証明されています。
この鎮痛効果には、オピオイドと呼ばれる物質が関わっていることが明らかになっています。
オピオイドとは、中枢神経や末梢神経に存在する特異的受容体(オピオイド受容体)への結合を介してモルヒネに類似した作用を示す物質の総称で、植物由来のものや化学的に合成されたもの、体内で産生される内因性のものなどがあり、手術やがんの痛みなどに用いられます。
合谷や足三里に鍼を刺入して数十分間電気を流すと、脳内に内因性のオピオイドが分泌され痛みが緩和されます。
鍼刺激による鎮痛効果は、時には鎮痛剤が効かない痛みにも効果を発揮することがあります。
血行の促進・改善

鍼灸刺激は刺激された周辺の血管を拡張させ、皮膚血流やそれよりもやや離れた部位の血流を良くします。
肘の曲池(きょくち;肘関節の外側)というツボに鍼を置鍼(鍼を刺入したままの状態にしておく手技)した時の手のサーモグラフィーを観察したものです。
10分後には指先が赤く変化しています。
手の皮膚血流が促進され、皮膚温が上昇していることがわかります。

右下肢に血流障害のある患者様の、鍼刺激前後のサーモグラフィーの画像です。
鍼刺激後に皮膚温の上昇がみられます。
自律神経の調整

鍼をすると副交感神経が刺激され、
胃腸の働きが活発になります。

自律神経(交感神経と副交感神経)は、心臓・胃腸・子宮・膀胱などの内臓や血管の働きを、交感神経と副交感神経がバランスをとりながら調節しています。
胃腸の場合は、副交感神経が優位になると蠕動運動が活発になります。
心身がリラックスして副交感神経が優位になっている時は、胃腸も活発に働きますが、逆に緊張して交感神経が優位になっている時は、活動がにぶります。
図はヒトの腸の音をマイクロフォンで記録し、波形に表したものです。
手の合谷と下腿の足三里に10分間、置鍼した後に腸音が増加しています。
鍼刺激が副交感神経を刺激し、腸の蠕動運動が活発になり、腸音が増加したことわかります。
この他にも鍼灸治療は、心臓などの循環器や膀胱、子宮などの泌尿生殖器などの内臓機能や血管の収縮・拡張を調整することが多くの研究で報告されています。
リラックス効果

手の合谷と前腕の手三里(てさんり;肘のやや下で外側)というツボに置鍼をした時の脳波を観察したものです。
鍼刺激後に脳波のうちリラックス状態の時に出現するα波が多くみられています。
鍼灸治療は、副交感神経を刺激して、心身をリラックスさせる効果があります。
脳の活性化

図は脳のMRIによる断層画像です。
足三里、太衝(たいしょう;足の第1趾と第2趾の間)、合谷のツボに鍼をした時の脳の神経活動を観察したものです。
手や足のツボへの鍼刺激によって、脳の広い範囲の神経活動が活発になっていることがわかります。
この様に手足をはじめ全身のツボへの鍼灸刺激は、脳を刺激して全身の様々な機能に影響を与えます。
太衝はストレスなどに効果があり、東洋医学では気の流れを良くすると言われるツボです。

図は軽度認知障害のあるヒトに、合谷と太衝に鍼刺激をした時のMRI画像です。
鍼刺激によって、記憶と認知に関連する側頭葉、前頭葉の神経活動が活発になっています。
眼精疲労の改善


パソコン作業を長時間すると眼が疲れてピント(焦点)が合いづらくなります。
図はパソコン作業によるVDT負荷をした時の鍼の効果を観察したものです。
VDT負荷により眼が疲れて、調節緊張時間(近点指標に焦点があう時間)と調節弛緩時間(遠点指標に焦点があう時間)などのピントが合うまでの時間が延長します。
つまりパソコン作業で眼が疲れて、眼がぼやけている状態になります。
鍼をしない群ではピントが合うまでの時間の延長が改善しませんが、攅竹(さんちく;眉毛の内端)と太陽(眼のやや外)というツボに鍼をすると、ピントが合うまでの時間の延長が改善しています。
つまり鍼治療によって眼の疲れが改善することが示されました。
【引用】中村辰三【眼精疲労における鍼治療の有効性】医道の日本, 696, 128-134, 2002.
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